三木から世界へ羽ばたく名匠
田中一之刃物製作所 田中誠貴(たなかしげき)
「名匠 誠貴作」の銘で人気を博している田中一之刃物製作所。そのルーツは明治時代、鎌の製作を始めたことに始まります。「田中勉鎌製作所」を経て平成12年に現社名になりました。
4代目当主の田中誠貴氏は20歳のとき、福井県武生市(現越前市)の清水刃物に入門。約3年間修行し、兵庫県三木市に戻りました。本割込鍛造による高い品質、墨流しなどのデザイン性、この2つを融合させた包丁は国内外にファンが多く、入手しにくいものもたくさんあります。田中氏は卓越した技術と類い稀なセンスで世界に羽ばたく全国屈指の包丁鍛冶です。