走り続けるナイフ界の巨匠

刃物鍛冶の第三代目当主。20代のころ早くも頭角を現し、44歳で伝統工芸士になりました。和式ナイフの第一人者と言われており、この世界で知らない人はいないというほどの重鎮です。

30年以上のナイフ作りの経験を生かし、近年は包丁製作にも意欲的に取り組んでいます。デザインセンスが抜群で創造力があり、シンプルなのに斬新。氏の包丁には誰も真似のできない独特の世界観が漂っています。

70歳を過ぎたいまでも、毎日朝早くから工房に出て黙々と鍛造に励んでいます。衰え知らずのナイフ界の「巨匠」は、今日も走り続けています。